ビリヤードのゲームで、最初に行われるショットが「ブレイクショット」です。
このショットが成功するかどうかで、試合の勝敗が大きく変わることもあります。
この記事では、ブレイクショットの基本的なルールやテクニック、コツについて紹介します。
ビリヤードのブレイクショットの基本的なルール
まずはブレイクショットの基本的なルールを紹介します。
9つの的球を菱形に並べる
始めに9つの的球を菱形に並べます。
この時「1」「2」「9」の3つのボールは指定の箇所に配置します。
「1」は菱形の一番上に配置します。
「2」は菱形の一番下に配置します。
「9」は菱形の真ん中に配置します。
その他の的球は好きな位置に配置します。
手玉を台の任意の箇所に置く
手玉(白)をブレイクボーンの任意の箇所に配置します。
1番をめがけて手玉を撞く
ブレイクキューで手玉を力強く突きます。
1番をめがけて打ちます。
ボールが1つ以上入った場合
的球が1つ以上入った場合は、同じプレイヤーが続けることが出来ます。
ボールが1つも入らなかった場合
的球が1つも入らなかった場合は、相手の番に変わります。
手玉が入ってしまった場合
手玉が入ってしまった場合が、相手にフリーボールを渡します。
相手は好きな箇所に手玉を置いてプレーを再開することが出来ます。
他の的球も一緒に入った場合は、ポケットに入れたままフリーボールとなります。
ブレイクショットのテクニック
ここからはブレイクショットのテクニックを説明します。
手玉の位置
ブレイクショットのときには、手玉を台の中央に置くことが一般的です。
ただし、手玉を少し左右にずらすことで、狙いたい球に対してより効果的な角度で球を打つことができます。
ボウリングでストライクを狙う際少しずらすのと同じ感覚です。
グリップの力
ブレイクショットのときには、グリップを強めに握ることが重要です。
グリップを強めに握ることで、キューボールにより多くの力を加えることができます。
ただし、グリップを強すぎると、正確性が失われることがあります。
ビリヤードチョークの使用
ブレイクショットのときには、ビリヤードチョークを使用することがおすすめです。
チョークを使用することで、キューシャフトとキューボールの摩擦が増し、より正確なショットが打てるようになります。
打球点
ブレイクショットのときには、打球点を意識することが重要です。
手玉の少し下を突くことで手玉にバックスピンがかかり、的球にトップスピンを与えることが出来ます。
的球にトップスピンがかかることでかたまりを上手く散らすことが出来ます。
ブレイクショットを成功させるためのコツ
続いてブレイクショットを成功させるためのコツを紹介します。
ラックの位置を調整する
ブレイクショットの成功率を高めるためには、ラックの位置を適切に調整することが重要です。
ラックの位置が高すぎると、キューボールが下方向に動いてしまい、十分な力が加わらない可能性があります。
逆にラックの位置が低すぎると、キューボールが上方向に飛び出してしまい、台から離れてしまうこともあります。
ラックの位置は、キューボールの中心が三角形の先端に対して正確に位置するように調整してください。
ストロークの速度を調整する
ブレイクショットでは、十分な力を加えることが大切ですが、力を加えすぎると、台から飛び出してしまう可能性があります。
そのため、ストロークの速度を調整することが必要です。
力を加えすぎないように、スムーズで安定したストロークを意識してください。
キューのグリップを調整する
ブレイクショットでは、キューのグリップも重要です。
力を加えるためには、グリップがしっかりしていることが必要ですが、グリップが強すぎると、ストロークが制限されてしまいます。
逆に、グリップが弱すぎると、キューが滑ってしまい、力を十分に加えられない可能性があります。
自分に合ったグリップを見つけるために、いくつかの方法を試してみてください。
最後に
ビリヤードのブレイクショットはうまくいけばゲームを支配出来ます。
コツを意識して取り組んでください。